信用金庫には個人事業主や小規模事業者にも丁寧な対応するなど、
大手のメガバンクにはないメリットがあります。
しかし魅力的なメリットがある一方で、信用金庫のデメリットもあるので注意が必要です。
信用金庫のデメリットは、営業エリア外に対する弱さです。
そもそも信用金庫は地域のためにある金融機関で、だからこそ個人事業主や小規模事業者に対しても優しい対応をしています。
狭いエリアを対象に営業しているからこそ、立場の弱い事業者にもキメの細かい対応ができるわけです。
しかし営業エリア外に一旦出てしまうと、信用金庫は対応することができません。
そのため融資の申し込みをしても受け付けてもらえず、ATMが少ないなどのデメリットがあります。
信用金が地盤としている地域に留まり続けるなら、こうしたデメリットはほとんど影響しません。
メガバンクよりも便利にお金を借りることができるので、使いやすいと感じることもあるでしょう。
しかし引っ越しの可能性があったり出張や旅行などで営業エリア外に頻繁に行くなら、
お金を借りるときに不便を感じる場面は多くなります。
信用金庫をメインにしてお金を借りるなら、ATMが少ないなどのデメリットも把握しておきましょう。
オンラインでお金を借りるときに不便
現在お金を借りるときは、インターネットを活用するのが一般的です。
新規の申し込みから実際の融資、お金を借りた後の返済まであらゆる場面でインターネットを使い手続きをします。
インターネットなら基本的に24時間365日利用可能なので利便性が高く、この方針は今後も続いていくでしょう。
信用金庫でお金を借りるときに、気をつけておきたいのはオンラインで手続きをしたときの手数料です。
大手のメガバンクは規模が大きく資金的な余裕もあるため、積極的に投資し顧客の利便性を高めています。
他行との競争に打ち勝つためにオンライン取引手数料も安く設定し、お金を借りるときの負担も軽減しています。
しかし狭い地域を地盤にしている信用金庫は、メガバンクのように体力があるわけではありません。
オンラインへの投資はまだまだ少なく、メガバンクに比べれば利便性も低くてオンライン取引手数料が高い状態になっています。
オンライン取引手数料が高いと、融資を受けるたびなどに負担が発生するので長い目で見れば大きなマイナスでしょう。
手続きは窓口限定などの場合もあるので、お金を借りるときの利便性も低く大きなデメリットになっています。